麻薬(覚醒剤)の恐怖

   芸能人などでも覚醒剤の使用でたまに逮捕される方がおられますが、この麻薬の恐ろしさについて書こうと思います。

 


   覚醒剤は使い始めの頃は「気分の高揚」「体の疲れが吹き飛ぶ」「SEXが気持ちいい」「お腹が減らない」など依存してしまう要素が沢山あります。薬が切れてくると【切れ目】といって「体ががだるい」「暴飲暴食していまう」「鬱のような意欲低下」などの副作用が出てきます。【副作用】がきついのと、もう一度気分の高揚感を感じたいなどの理由からまた薬にてをだしてしまいます。【薬物中毒】の始まりです。

 


   先程【副作用】について書きましたが、本当に恐ろしい【副作用】は薬物中毒になりしばらくしてから始まります。アニメ「ひぐらしのなく頃に」を観たことある方なら「雛見沢症候群」と言えば分かりやすいでしょうが、観たこと無いかたのために一般的な病名で言うと「統合失調症」とほぼ同じ症状が発症します。まず「疑心暗鬼」にかかります。「みんなで自分を陥れようとしている」「このままでは殺される」など人が心配して何を言おうが、言葉の全てに裏があるように思い込み手がつけられません。またいろんなことに対して「ルーズ」になり信用がガタ落ちです。

 


   この症状はだんだん酷くなって行きます。恥ずかしい話ですが私自身の経験談で話すと「私は中国人に攫われ生きたまま麻酔もせず内蔵を抜き取られる」と、まずありえないような妄想に取り憑かれ、そうなる前に自害しようとハイターを飲んだ事があります。

 


   やめられない理由の一つとして、覚せい剤仲間は他人が薬を止めて更生するのを様々な理由から阻害してきます。私は人より【副作用】が酷く「運良く」覚醒剤を止めれましたが、なかなか止めれず最終的に廃人になるか、刑務所に出たり入ったりの繰り返しの人生になる人が大半です。1度逮捕されると、たぶん警察にマークされるのでしょう。また逮捕される確率はグンと上がります。

 


   ヤクザの世界でさえほぼ全部の組織が覚醒剤の使用を禁じており、これに反すると「破門」や「絶縁」と言う厳しい処分をくらいます。それほど覚醒剤は人をダメにする薬なのです。

   生き方は人それぞれですが薬物は心からおすすめしません…もし進めてくる友人がいたらその人はあなたの事を全く大切には思ってないのでさっさと縁を切りましょう。